30代から始めるミニマルライフログ

30代でうつ病を発症したことをきっかけに、シンプルでミニマルな暮らしを目指す記録です。

【書評】「ぼくたちは習慣で、できている」感想

こんにちは。ミニマリスト志望のchandanです。 

今回はある本を読んでの感想を書いてみたいと思います。

佐々木典士さんの「ぼくたちは習慣で、できている」です。

佐々木さんの前著、「ぼくたちに、もうモノは必要ない」は、自身が実践してきたミニマリズムを紹介し、売上は国内16万部を突破、海外21ヵ国語に翻訳されるベストセラーとなりました。

そんな佐々木さんが、今回は「習慣」について考えたのが本著です。

 

人間は習慣に支配されている

人はだれでも、良い習慣を身に着けたいと思うものです。

早起きしたい、勉強したい、運動したい、お酒やタバコをやめたい…

私も療養生活が長くなってきたので、決まった時間に起きることが難しくなってきたり、ついうっかりお酒を飲みすぎてしまったりすることがあります。

体重もこの1年ですっかり増えてしまったのですが、気力が起きないときは好きなだけ食べてベッドでゴロゴロ。

眠れないことの不安からお酒を飲んでしまい次の日の朝にだるさを残してしまう…などなど、悪い習慣に支配されそうな毎日です。

お酒をやめて毎朝すっきりと目覚め、健康的な食事を取り、適度に運動しせめて体だけでも軽くしたいと毎日のように思い、意識的に行動するようにはしているつもりです。

しかし、良い習慣というのはなぜか長続きしないことが多く、悪い習慣ほどだらだらと続けてしまうものです。

そんな時、自分の「意志の弱さ」を実感することになるのですが、そもそも意志力とはなんなのか、生まれ持って与えられた能力なのか。

自分のことを意志力が弱いと思っている人が悪い習慣を捨て、良い習慣を身につけるにはどうしたら良いのか。

そんな疑問に答えてくれるのがこの1冊です。

人間の意志力を疑い、良い習慣を取り戻すことで自分の人生を取り戻し、習慣によって努力や才能について改めて考えるというのが本書の概要です。

意志の力を疑う

まず、第1章では好ましい習慣を身につけるために必要とされていた「意志力」についてその正体を明らかにしています。

人間は、「双曲割引」という将来の報酬を小さく見積もり、目の前の報酬(=誘惑)は大きく見せてしまうという厄介な性質を持っています。

未来の自分のために今これをやっておこうという事柄は、そもそも人間の脳には僅かな報酬にしか映らないということです。

このことだけでも「意志力」を強く持つことは難しいように思います。

また「意志力」は、感情によって左右されるので、不安や自己肯定感が多ければ「意志力」が減少し、目の前の誘惑に負けやすくなってしまいます。

歯磨きや靴紐を結ぶことなど、普段の私達が習慣として行っていることは、ほとんど意識することなく行うことができていますが、意識が呼び出された時点で「やる/やらない」の選択が必要になっているのです。

つまり、将来の報酬を選ぶか、目の前の報酬を選ぶかの選択ですので、当然目の前の報酬を選択しやすくなります。

新しい習慣を身につけるには、意識自体の出番を減らす必要があるということです。

習慣のメカニズムとは

第2章では、その意識と習慣のメカニズムについて解説されています。

習慣は3つの要素でできています。

一つは「トリガー」:行動を引き起こすきっかけ

もう一つは「ルーチン」:トリガーによって引き起こされる行動

最後に「報酬」:行動を保存したほうが良いか、脳が判断する材料

辞めたい習慣の場合はこれらを特定すること、身に付けたい習慣の場合はこれらを作ることが重要になるといいます。

習慣をうまく乗りこなすために

第3章では、「習慣を身につけるための50のステップ」として、筆者の経験や考察を元に習慣にまつわる様々なヒントが提示されています。

ここでは紹介しませんが、特に印象に残った部分としては、筆者は習慣のハードルをミニマリズムの実践によって下げることができたということです。

買い物や物を管理する時間が減り、その節約した時間が新たな習慣を身につけることにも役立ったといいます。

ミニマリズムを実践することの利点については、筆者の前著である「ぼくたちに、もうモノは必要ない」に詳しく書かれています。

 

私自身も、自分の身の回りにあるものを減らしていくことで、洋服を選ぶ手間が省け、外出をするハードルが下がったり、部屋の片付けをすることがなくなったことで掃除をするハードルが下がったりと、少しづつですがミニマリストの恩恵を受けることができています。

その時間で、こうしてブログを書いたり、読書をしたり、筋トレをする時間を得ることができたりと、自分自身に投資する時間ができています。

自分が自分の不安定な意識に惑わされずに、自分の人生を主体的に生きるために行動することが増えているように思います。

習慣は才能や努力に変わる?

第4章では、イチローや村上春樹など、「才能がある」「努力ができる」とされている方がいかに「習慣を」自分のものにしているかについて書かれています。

私にはまだ少し分かりづらかったのですが、才能や努力は良い習慣の上に成り立っているということを言いたいのだというふうに理解しました。

自分の能力を維持し、高めていくためには自分にとって有意義だと思われる良い習慣を身につけることが不可欠であるということです。

私にとっては、療養生活を充実したものにして、将来の収入源にするためにこのブログを書いているという面があるので、余計な誘惑に惑わされないようにこれからもミニマリズムを実践していきます。

その上で、ブログをコンスタントに更新できるように一人で過ごしている時間に集中してパソコンに向かえるような習慣を身につけたいと考えています。

私の身に付けたい習慣

具体的には、

・朝決まった時間に起きる

・身支度を済ませて一度パソコンに向かう

・午前中の涼しい時間のうちにウォーキングをする

・昼食後に短い昼寝をする

・妻が仕事に出かけている夕方までの時間でブログを書く

・お酒を飲まない

・決まった時間にベッドに入る

このような習慣を身につけられるように、この本で紹介されている手法を実践してみたいと思います。

おわりに

今回は佐々木典士さんの著書「ぼくたちは習慣で、できている」について感想を書きました。

習慣は人間の行動の45%を占めるそうです。

自分の人生を豊かにするための試みとして、普段の習慣に目を向けてみると、なにか新しい気付きがあるかもしれません。

筆者の次の作品は断酒がテーマだそうなので、個人的にはとても気になるところです。

最後までご覧いただきありがとうございました!